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2006年 01月 26日
私たちはしばしば社会の仕組をゲームとして理解しようとします。ゼロサム社会というのもその一つです。人間の社会は、誰かが利益を得れば誰かが同じだけ損をしていて、両方を足し合わせると損得がゼロになるようなゲームだといっているのです。損得がゼロでなくて、いつも一定になるような場合も、広い意味でゼロサム・ゲームといっています。誰かが得をしていれば、私が損をしているという性質は同じですから。
私たちは受験競争から組織での昇進競争まで、ゼロサムのゲームに慣れているので、およそ社会というのはゼロサムだと思ってしまいます。オプションを中心にしたマネーゲーム(全融工学とも呼ばれています)も、ゼロサムになっていて、誰かが大儲けしていると、どこかで大損が発生しているのです。世の中がすべてゼロサムだとすると、まわりの誰かが成功すると、自分には何の関係がなくても、ねたましく思うことになってしまいます。成功の総数は限られているので、誰かの成功は私の成功の可能性を少なくしてしまう、というわけです。 これに対して、国と国との外交をめぐる交渉は、おたがいに協調すればともに利益が上がり、おたがいに相手を裏切ると、ともに損をするという具合になっていて、ゼロサムでない、もっと手の込んだゲームとして扱われることになります。私たちの付き合いから、会社どうしの付き合いまで含めて、こうしたゼロサムでないゲームもまたたくさんあります。 このように私たちの社会から生物の進化まで、広い範囲でゲームの見方が応用されてきています。それではゲーム理論はどんなところに注目して議論を進めていくのでしょうか。 ゲーム理論はいまから50年ほど前に、数学者のフォン・ノイマンと経済学者のモルゲンシュテルンの二人によって体系化されました。彼らは、人びとの行動の特徴や社会の制度といったものを理解するために、人ぴとの行動や経済の活動をゲームの形で表わしました。そのうえでゲームでどんな関係が安定であるかを調べました。ゲームで安定した関係が見つかれば、それが現実に見られる行動や制度を理解するための手がかりになるはずだ、と考えたのです。 新聞の社会面を見ていると、私たちが住んでいる社会は協調と裏切りで溢れていることに気づかされます。一方で、自ら損をして相手を助ける人(利他主義者)がいて、他方で相手をだまして自らの利益を増やす人(利己主義者)がいる。いったい私たちは善人なのでしょうか、それとも悪人なのでしょうか。性善説と性悪説をめぐる議論も、昔から繰り返されています。 かつて社会契約論を提案した、イギリスの哲学者のホッブス(1588~1679)の考えは明瞭です。彼は人間の自然状態を「万人の万人に対する闘争」の状態だと考えました。自然のままでは人ぴとは闘い合い、裏切り合うだけだというわけです。この深刻 な事態のことを「ホッブス問題」といいます。こうした裏切り合いの無秩序をなくしていくためには、人ぴとが契約を結ぶことで、自然の状態を超えなくてはならない、とホッブスは主張します。 それではホッブス問題はもう解かれたのでしょうか。どうもこれは人類史が続く限り間い続けられる、永遠の問題かもしれません。そして新しい時代は、ホッブス問題に新しい光を当てます。 進化ゲームの理論を手にした私たちは、人類史も進化ゲームが繰り返されている過程として捉えることができるようになりました。その試みのなかから、ホッブス問題への関心がまた高まっているのです。 私たちは所詮、自分の利益を最も大事にする利己主義者なのだ。ゲーム理論はこれを認めるところから始まります。利己主義者たちが集まってできるのが私たちの社会だから、そこには裏切り合いしかないだろう。こう短絡するのがホッブスの考えです。 しかし進化ゲームで考えていくと、事はそう単純ではないのです。それだけではなくて、利己主義者たちの集まりからさえ、自然に協調が生まれることも可能なのではないか。最近のゲーム理論は、この新たな可能性までも引き出そうとしているのです。 それではゲーム理論は、どのようにしてこの難問にアプローチするのでしょうか。ここに物理学と同じ発想が生かされるのです。利己主義者たちからなる社会の特徴をうまく描きだした、なるべく単純なモデルをつくって、これを徹底的に調べることで、現実の社会を理解する手がかりを得よう、というわけです。そうした社会のモデルとしてすでに高く評価されているのが【囚人のジレンマ】と呼ばれているゲームです。 簡単に囚人のジレンマの内容を紹介しましょう。このゲームは二人あるいは二つのグループの間で行なわれます。選ぶことのできる戦略は【協調】か【裏切り】の二つです。いま二人がともに相手と協調すればまずまずの利益を手にできますが、相手が協調しようとするときに私が裏切ると、私は最大の利益を得、相手は最大の損をしてしまいます。ところが自分の利益を何とか多くしようとして、ともに相手を裏切ると、二人とも利益はなくなってしまうのです。 これがゲームの大まかな内容です。このゲームでは、おたがいに協調すればよいことがわかっていても、ともに裏切ってしまうことになります。つまりジレンマに陥るのです。 囚人のジレンマは、1950年代に生まれて以来、人びとの付き合い、企業どうしの付き合い、国際関係まで、協調したいのに裏切ってしまうジレンマ状況を簡潔に表現できるモデルとして、広く用いられてきました。 その重要性は、生物学での大腸菌に匹敵する、といわれているくらいです。分子生物学が発展するに際して、最も単純な生物である大腸菌を、すべての生物のモデルとして位置づけて、これを徹底的に調べたのでした。ここから生物に共通の遺伝子の構造と機能が明らかになってきたのです。 これと同じように、囚人のジレンマを徹底的に調べることで、社会に広く見られるジレンマについても理解が深まり、解決の手かがかりも得られるのではないか、と期待されているのです。ここにもモデルを用いて研究していく物理学の発想が生かされています。 ************************** 「囚人のジレンマ・ゲーム」を一回しかやらないときには、合理的なプレイヤーは論理的に考えて、ともに裏切るという結果に落ち着いてしまいます。利己主義者は囚人のジレンマ・ゲームで裏切り合うだけなのです。 しかし私たちの社会では、ゲームが繰り返し行なわれるのが通常です。それでは囚人のジレンマのゲームを繰り返し行なうと、どうなるでしょうか。 少し考えただけでも、一回だけのゲームと違って、将来への期待も生じてくることがわかります。すると、このジレンマを生き延びるうえで、ともに裏切り合うだけというよりも、もっと有利な戦略があるかもしれません。 そこでアメリカの政治学者のアクセルロッドは、世界中のゲーム理論の専門家に呼びかけて、繰り返して囚人のジレンマ・ゲームを行なうときに、強いと思われる自信作の戦略を募集しました。そのうえでこれらすべての戦略をコンピュータに記憶させて、コンピュータの上でリーグ戦を行なわせました。本当に強い戦略はどれだろう、というわけです。 このリーグ戦で総合優勝したのは、実は集まった戦略のなかで内容が最も単純なものでした。 それは、1.はじめに【協調】を選び、 2.二回目からは、相手が前の回に選んだ手を取る、 というものです。 相手が協調してくれば、私も協調し、相手が裏切れば、私も次の回で相手を裏切る。その戦略の特徴から、これは「しっぺ返し戦略」と名付けられました。 アクセルロッドがしっぺ返し戦略の強さを確かめたのが、いまから15年あまり前です。その成果を1984年に『協調牲の進化』という題の本にまとめました。それ以来、国際政治の分野から、生物の行動を調べる分野まで、大きな影響を与えていまに至っています。そしていま「しっぺ返し戦略」は、ゲーム理論のキーワードの一つになりました。 なお、アクセルロッドはその後も研究を進め、ごく最近『協調性の複雑さ』という本を書きました。 私たちの日々の付き合い方についても、しっぺ返し戦略は貴重なヒントを与えてくれます。たとえば、自分から裏切らないこと、相手の裏切りには即座に反応すること、相手の協調にもすぐに反応すること、単純明快であること、関係を長く続けること、などです。ゲーム理論はすぐれて実践的でもあるのです。 人類を含めて生物の進化の過程はこれまでしばしば、「すべての個体のすべての個体に対する闘争」として理解されてきました。しかしジレンマ状況にあってさえ、協調的な戦略が生まれてくることを、しっぺ返し戦略は主張しているのです。そうした目で、あらためて生物の世界を眺めてみると、いろんなところに「しっぺ返し戦略」が広く見られることがわかってきています。政治の世界での駆引もその例に洩れません。 こうしてゲーム理論はいま、進化の過程を理解する理論として大きく発展しています。数学の理論が人類史の理解に深く結ぴついているというのは、おもしろい話です。 # by yuzumakoto | 2006-01-26 02:14
2006年 01月 24日
国際経済政策
問一 計算問題 問二 説明問題 ①比較優位について、自由貿易の意義 自由貿易によりそれぞれの国が、国内で最も強みを持つ産業に特化しそれぞれの国がその産業だけ育成し世界中で分業すれば、トータルで効率的となる。よって、強者のみでなく弱者にとっても自由貿易は良い理論なのである。 ②国際貿易について WTOとGATTの違い・意義 WTO(ジュネーブに事務局)は1995年、第二次世界大戦後のルールに基づく国際貿易の自由化の中核となったガット(GATT:関税及び貿易に関する一般協定)を強化・拡充する機関として設立された。WTOとガットの最大の相違として(i)貿易に関する紛争処理制度の拡充、(ii)モノの貿易に加えてサービスに関する貿易を規律するルールが設けられた ③金融システムのトレリンマ <財政政策と金融政策を開放政策において行ったらどうなるか?> プリントのまま ④ヒュームの物価正貨流出入メカニズム ヒュームの物価正貨流出入メカニズムとは貿易黒字国から金が流出すると、マネーサプライが上昇し、物価が上昇し国内経済は栄える。所得と価格が上昇することにより輸出が減少し輸入が増加する。そして、国際収支黒字は減少する。 ⑤戦略的貿易政策とは何か? 「戦略的貿易論」は,規模の経済性,技術の外部性や寡占企業間の不完全競争の側面に注目する。 偶然生じた一時的優位が固定して分業パターンを決定する経路依存性により,補助金や技術開発,産業政策といった政府介入が利益の大きさ(レント)を左右する可能性がある。 問題は,現実の政策ではこれが保護主義に転化する可能性が高い点である。 ⑥ 輸出自主規制を行った場合、経済的にどうなる?関税と輸入制限はどちらが望ましいか? プリントのまま ⑦現実に保護貿易政策がとられやすい理由は?輸入の急増によって失業が増大した場合最善の政策と次善の政策について。 ⑧ISバランス:アブリーションアプローチ 経常収支の黒字、赤字の意味について 経常収支は,国民総生産から消費・投資を引いたものに等しく,また,国民総生産から消費を引いたものは貯蓄と等しい。その結果,事後的には貯蓄と投資の差額が経常収支に等しいという関係が常に成り立つ。 ⑨ ニクソンショック OR プラザ合意の意味、与えた影響 ニクソン・ショックとは1971年アメリカ合衆国が、それまでの固定比率によるドルと金の交換をとめたことによる、国際金融の枠組みの大幅な変化をいう。ニクソン大統領(当時)が国内のマスメディアに向けこの政策転換を発表したことにより、ニクソンの名を冠する。ショックと呼ぶのは、この交換停止はアメリカ議会にも知らされておらず極めて大きな驚きを与えたこと、またこの交換停止が世界経済に甚大な影響を与えたことによる。 プラザ合意とは基軸通貨であるドルに対して、参加各国の通貨を一律10~12%幅で切り上げ、そのための方法として参加各国は外国為替市場で協調介入を行う」というものであった。 この最大の狙いは、ドル安によって米国の輸出競争力を高め、貿易赤字を減らすことにあった。そしてこの合意を受け、日本では急速な円高が進行し、バブル景気が起こった スタフグレーション(インフレと不況の併存)を鎮める為に通貨供給量を制限(ドル発行減で高金利のドル高)(2)大幅所得税減税・・個人需要を呼び起こし、企業の生産活動の活発化による法人税の伸びを促す。(大幅財政赤字拡大)(3)福祉支出削減(財政赤字削減)(4)大幅な軍備拡張(財政赤字拡大)が主なものでした。 ⑩レーガノミックスとアメリカの貿易赤字の関係 レーガノミックスを今日的視点で振り返ってみると,確かにインフレの鎮靜,息の長い景気拡大,「強いアメリカ」の再生ムードを高めるなどのプラスの面の成果をもたらしたものの,他方では,財政赤字の拡大,貯蓄増強の失敗等により実質金利高・ドル高をもたらし,ひいては産業の国際競争力を減退させ,貿易・経常収支赤字の大幅拡大をもたらすなどのマイナス面も大きかったとみられる。 日米経済問題 私は日米経済問題としてBSE問題を取り上げました。2003年12月に米国でBSEの牛が発見され、日本はただちに米国産牛の輸入を停止した。翌04年一月、米国産牛は日本の国内消費の約三割を占めていることや、米国で確認された感染牛がカナダ産だったことなどから、早期輸入再開に向けての日米協議を開始した。輸入再開の条件として日本側は、日本と同様の前頭検査の実施などを求めた。これに対して米国側は「BSE検査には検出限界があり、目的も病気の広がりを調べるためで、安全対策のためではない。」と主張して実施を拒否。BSEの安全対策に対する日米の考え方の違いが浮き彫りになった。結局、日本は輸入停止の長期化を余儀なくされ、前頭検査など日本国内のBSE対策も見直すこととなった。 中断されていた日米協議が再び動くことになったのが、内閣府の食品安全委員会が04年4月から始めた国内のBSE対策についての科に学的な検証作業だった。同委員会は、「これまで行われた350万頭以上の検査では生後20ヶ月以下は感染牛を確認することができなかった。」として、検査対象から除外することを事実上容認する報告書を04年9月にまとめた。検査が過剰だったことを認めたもので、これを受けて厚生労働省と農林水産省が生後20ヶ月以下の牛を検査対象からはずす案を同委員会に諮問。前頭検査の見直しが進むことになった。米国産牛肉は8割が生後20ヶ月以下で、検査なしで輸入できる道にもつながるため、10月の日米局長級協議で、この見直し後に、米政府が生後20ヶ月以下と保証した牛の輸入を再開する方向性が確認された。しかし、消費者らとの意見交換会では「今なぜ前頭検査の見直しが必要なのか」と前頭検査継続を求める声が続出した。05年12月に20日、輸入された米国産牛肉に、BSE(牛海綿状脳症)の病原体が蓄積しやすい特定危険部位の脊柱(せきちゅう)が混入していたため、12月に再開したばかりの輸入を、再び全面禁止する方針を決めた。脊柱は、脳などとともにBSEを引き起こす病原体が蓄積されやすい部位とされ、除去することが日本の輸入条件となっているにもかかわらず私はこういったアメリカの検査体制のずさんさには憤りを感じる。日本はもっと徹底して日本の出す条件に従えないのなら完全に輸入禁止としてアメリカに屈服しない強い日本の姿勢を求めたいと思う。 # by yuzumakoto | 2006-01-24 17:10
2005年 10月 16日
今日は政治経済学部の発表会で日本経済における少子高齢化について発表した。なかなか、するどい質問も飛び交いこれは討論会までのいい練習になったのではないかと自負している。
就職活動も間近に迫り今から自己分析と企業研究そしてOB訪問に力を注いでいこうと思っている。やはり、その企業のことを知るには本やネットよりも生の声を聞くことのできるOB訪問が一番いいと思っている。結局、学生はその企業のことは入って見なければわからないし入ってもいないのにそこの企業を語るべきではないと思っている。じゃあ、企業のなにを研究するのか? 1、自分のやりたいことが出来て本当にそこで成長できるかという事 2、社風。憧れる人たちがたくさんいるか? 3、給料。これがよくなければ自分のモチベーションがあがらない?? の三本柱を持ってOB訪問をしたいと思っている。 # by yuzumakoto | 2005-10-16 18:42
2005年 09月 09日
九月四日から七日までゼミ合宿のため山中湖に行っていた。天気は最悪。雨が降ってなかった時間は一時間とあったのかという感じであった。
今回の合宿は「人口減少が経済にもたらす問題」というテーマに基づきゼミ員全員で共同論文を作成するため集まった。皆、パートに分かれ夏休みに3000字程度の論文を完成させてきた。 自分のパートは「労働力人口が減少することにより生じる経済問題」ついてやってきた。 2007年から団塊世代が抜けていくのを目の前になにをすべきなのかを考えた。 # by yuzumakoto | 2005-09-09 01:08
2005年 08月 31日
久し振りに実家に帰ってきている。やはり、実家は落ち着く。もうかれこれ十何年もここに住んでいるのだから当たり前なのかも知れない。しかし、実家に帰ってもゆっくりしてられない。
ゼミ合宿が間近なのでその課題である生産者人口の減少についての問題の論文作成をしなければいけないのだ。今も、ブログに書き込みながらこの課題に取り掛かっている。 よく、ニュースで少子化問題が取り上げられているがこれは日本が抱える問題の中で最も重大な問題といっても過言ではない。しかも、ここ半年間では死亡者数が出生数を上回ってしまったのだ。過去では死亡数が月単位では上回った事はあるが半年単位ではなかったのにだ。 これからの日本社会にとって深刻な問題について真剣に打開案はあるのかなど自分なりに考えた。 ![]() 1 外国人労働者を国内に連れてくる。→ロンドンではイギリス人ではない人の方が多いと思ったくらい外国人の数が多く、働いている。しかし、外国人がたくさん入ってくれば比較的に外国に比べると安全な治安を保っている日本ではあるがこれが保てなくなる? 2一人当たりの生産を増やす→しかし、これが出来るなら何処の企業もこれを用いて人件費というコストを削減しているのでは? 3 定年期を伸ばす。→これをすると企業の負担は大きくなる。なにせ高齢者は企業にとって生産性は低く人件費は大きくかかるというお荷物的存在なのであるのだから。かといって、給料を減らしたならそれはそれで高齢者は肉体的にしんどいのに安賃金で働くと言うのはばかばかしくやっていられないであろう。 以上の三つが自分なりに考えられる打開策である。しかし、この三つには上で述べたように問題点が山積みで本当に難しい問題であるとつくづく感じる。 # by yuzumakoto | 2005-08-31 03:27
2005年 08月 26日
今日が題のとおりここでのインターンは最後となる。いろいろなものをここでは吸収できた気がする。
1:英語(特に会話に関して)の上達 2:自らの目、耳で幅広く世界を確かめられた。 3:マーケティングに興味を持つことができた。 4:実際に働くということを学ぶことができた。第一線で働いてる生の声を聞くことができたことにより。 5;そしてなにより海外で働くという(自分の昔からの軸)ことのすばらしさを再認識できた。 大きく分けるとこのような五つの点で大いに収穫のあったインターンであった。これからも、インターンなどを駆使して、軸を持ち、先入観を捨て、自分の目や耳で、幅広く世界を確かめていきたいと思った。 ![]() 話は変わるがイギリスにきてよく日本はすごいといわれる。なぜかとたずねると毎回世界的に有名企業を輩出してるからということと同時に日本人は勤勉でまじめという答えがいつも返ってくる。TOYOTA,SONYなどのブランドはすごいもんだ。 世界的にブランドのあるSONY。しかし、最近長い暗闇という低迷が続いている。なぜ、ここまでSONYはおちてしまったのかと考えた。昔のSONYは井深さんの言葉で「真似をするくらいならその商品をつくらなくていい」というとおりどこも考えない、不可能と思われているものに常にチャレンジしていた。しかし、少し経営が悪くなり利益が減り始めアメリカで行われているようなリストラに走ってしまった。短期的な利益を求めてしまったのだ。これでは、社員もいつクビにされるかわからないと萎縮してしまい短期的な結果を求め、小さな会社になってしまうと自分は思う。会社は社員によって成り立ってる。そこに気づかずに短期的な結果を求めてばかりでリストラ、コスト削減に重視してるうちは昔のSONYはもどらないであろうと思う。 2005年 08月 25日
今日もいつもどおりファイナンスの仕事とマーケティングの仕事を坦々とこなし、仕事が終わったあとイギリス人二人とパブにまずいった。クリケットの話になり、クリケットは一ゲームに25日間も費やすらしい。とてつもなく長い期間で、そんなんでEXCITEするのかと聞いてみるともちろんと答えられた。しかし、一日その試合を見逃してもあんま悔しくないらしい。なにせ25日もあるのだからと。 そんな話を延々と繰り返して途中から日本人一人と合流し、ご飯を食べに行った。BLACK&BLUEというステーキハウスだ。イギリスの肉だからそこまで期待しないようにしようと思ってたが驚いた。すごくうまく、味もしっかりついていた。ひとつ物足りなかったのはご飯がないことぐらいだった。
そのあと、ボーリング場にいった。こっちのボーリングはボールのサイズがSMALL,MEDIUM,LARGEという三つしかなくなんともSIMPLE。 自分はLARGEを使いアベレージ150というまあまあの成績で一位になった。日本代表として俺はやってやったぜ。笑 そんなすばらしい仕事あとの時間をすごした。しかし、途中で気づいた。今日は木曜日。明日も仕事あるのにこんな遊んで飲んでいいのかと。笑 2005年 08月 24日
マーケティングの仕事をして、三日目になる。昨日、伝え切れなかったことを今日デービッドに伝えたがGERMAN MARKETの資料は現段階では少なく、代わりにイギリスの方をやってくれといわれた。 もっと、早く言ってくれと思ったがそれを心にしまいイギリスの市場について調べていくことにした。大塚EUROPEの情報によると UNDER BUDGET なのはGERMANYとUKである。だからこそMARKETINGの出番なのだ。しかし、資料に目を通すとイタリア、スイスなどはBUDGETに対して400%という数字があった。これはそもそも計画が自体が間違っていたのではないだろうかと思う。目標を低く設定すれば確かにBUDGETより上をいく。はたしてこれはいいことなのだろうか? 目標を高くすればその分だけ社員みんな血眼になりその目標にむけ努力する。そういったものが会社の本来あるべき姿なのではないだろうか。
2005年 08月 23日
今日は改めて英語で仕事をする難しさを痛感した。というよりも、外人相手に仕事をするという難しさにぶちあたった。
今日は、マーケティングリサーチの資料に目を通し、いざ、これからなにをやるかという会議に参加した。そこでは、ある地域ごとに売り上げの違うところに目をつけ、売り上げの高いところと低いところではなにが異なっているかについての資料作りに協力してくれと言われ、さあ、やるぞと意気込んだ。しかし、いざその資料作りに手をかけようとするとその地域ごとの売り上げ資料はあるが、他がまったくない。そこで、マーケティング担当の上司に資料が不足しているという旨を伝えたところ、調べておくといわれたがなかなかその資料を持ってきてくれない。もう一回その旨を伝えようとしたが仕事に集中していたのでそのことを伝えられず、しょうがなくファイナンスの仕事をして今日のインターンは終了。強く、何度もいえないのは日本人の性格なのか自分の性格なのかは知らないが、しかし普通はすぐに資料を持ってきてくれるのが当たり前だと思うのは私だけであろうか。外人にとってはこれが普通ではないのかもしれない。 今日はこれで仕事が終わってしまったが明日からもっと積極的にものを伝えなければならないということを肝に銘じた。 2005年 08月 22日
今日でインターン二週間目に入る。二週間目になるとだいたい要領をつかんできて仕事がスムーズになる。ファイナンスの仕事をしながら、今日はABILIFY GERMAN MARKET RESEARCHの資料に目を通すように言われた。ここの資料にはABILIFY(精神分裂病に効く薬)の市場データが記載されていた。
![]() マーケティングには3Cというものがある。 1CUSTOMER 2COMPETITOR 3COMPANYの頭文字のCをとって3Cである。 この三つの要素を熟知することからマーケティングは始まる。 客のニーズに答えること、他社の商品の分析、自社の商品の分析である。今日、読んだ資料にもこれにそったものが書いてあった。しかし、製薬会社のマーケティングは大変である。客層が狭すぎるだけでなくおおっぴらに広告ができない。そして、PROMOTEする相手は医者のみという厳しい競争社会だ。この競争社会に勝つにはよほど質の優れた医薬品で他者と比較しても負けないものを作り出さなければいけない。このSIMPLEにようにみえてCOMPLICATEDにもみえる製薬会社のマーケティングは奥深い。 だれかの言葉でこんな言葉がある。SIMPLE=POWERFUL シンプルなほど思い切った行動にでるという意味だ。ここでも思い切った行動の中マーケティングが行われているのかどうか確かめていきたいと思った
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